« さとうかよ プロフィール | メイン | 番組ストリーミング episode#04 »

【浜崎貴司】インタヴュー

フライング・キッズのフロントマンとして駆け抜けてきた浜崎貴司。
98年のフライング・キッズ解散後もソロでの音楽活動の他、映画やTV出演、社会問題にも向き合う姿勢で活躍の場を広げている。
築き上げたキャリアの上に成立している考えを、自身の言葉で語ってもらった。

hamasaki_main.JPG

■MTV■フライング・キッズの解散以来、どのような思いで活動をしてきました?

音楽を、ただずっと追いかけて来たって感じでしたね。自分の生きていく事と音楽の距離感を埋めていくような年月でした。
フライング・キッズっていうのは青春であって、30代を通過する時に一度卒業したかった。でも最近は、青春やピュアな心が一番尊いと思うようになりましたけどね。

■MTV■この10年、世の中の環境はどう変わったと思いますか?

ネットや携帯が一般化して、コミュニケーションの速度が速くなりましたね。とにかくバタバタしている気がします。
環境の話になると、テーマが大きく、難しくて途方にくれる感覚があるよね。
そんな中でタフさが必要。マイナスに飲み込まれない精神構造も身につけないと。

■MTV■自然をテーマにも歌っているけど、見過ごさずにはいられない?

そうですね。メッセージを直接的に言うような事はあまりしないですが。
そこでつまずくと先へ進めない。「明日がOKである」という事を感じることが出来れば、こまごまとした問題にも立ち向かえるような気持ちになれると思う。

最近、サッカーボールを届けるプロジェクトがあって、アフリカのエリトニアへ行ったのです。
エリトニアの人たちは非常にシンプルでしたね。子供も働いていたりするのですが、状況を考えると単純に働くしかないのだろうな。
生きるか死ぬか、みたいな事がすごく目の前にある。シンプルで、ある意味うらやましさもありました。
日本では、生きなきゃならない、生きたいと思う感じが曖昧。だから心も病んでしまうと思う。
キャリアが詰み上がってくると、色んな事はパターン化されてしまう。
そんな中、エリトニアへ旅をして、色んなものが壊れたのですよ。
アフリカに行って、壊して再構築するという喜びをもらった気がします。


hamasaki1.JPG


■MTV■そこで戦車などをリサイクルする場面も映像にありましたね。

人間って色々作るな(笑)。正義も悪も一体化しているものが人間なのだろうな。良い、悪いなんて言えないような存在なのだと思う。
でも人が人を殺すなんて事が起きない世界を目指さなきゃいけないわけで、そういう気持ちを歌うしかないかなって。
そういうカオスを抱えているものを音にしたいなと思いましたね。

■MTV■リズムの母、アフリカはどうでしたか?

すごいですよ。単純な興奮がすごく近いところにあって。
例えば、バーチャルなゲームがあります。それは振動や音があって脳内で興奮しても、手触りが無い。
そうじゃなくて、手に触れて、体や心が震えるような音楽や言葉を掴んでいきたい。
例えば、男と女のエロスだったり、子供の笑顔だったり、空の色だったり、そういう”命の力”というものに触れていきたい。

■MTV■若者たちが、そういうものに触れるヒントはありますか?

物事をよく見つめる。とにかくずっと見つめる。そうするといろんな事が少しずつわかってくる。
僕も音楽を通して同じことをずっと見つめている気がする。
自分の体が興奮して見つめたがっているものを捉えるつもりで世の中を眺めたら、今までと違う何かが見つかるのではないかな。
ヒントはいっぱい転がっているから、何か引っかかったら気にしてみたらいいと思う。


hamasaki2.JPG

■MTV■音楽はもちろん様々な形で活動をされていますよね。

音楽って、快楽だと思います。快楽って一体何なのか。
人生を生きていくっていう快楽を見つけるために、いろんなイベントに参加したいと思いますね。
いろんな困難も楽しいなって思えるようになってきたし、やっぱり楽しまないとダメだなと思う。


■MTV■地球温暖化について思うことはありますか?

最近の情報を見ると、このままいったらダメじゃないかと痛烈に感じる。
今、やんなきゃいけないよね、「何か」を。
そんな思いで細かいことはやっていますね。ほんとに自分が出来る範囲の事でも。
電気をこまめに消す、車はアイドリングしない、ゴミは分別して出すぞ、洗剤はヤシの実だぞ、とかね。


■MTV■明日は何をしますか?

俺は、明日もいい歌を歌いますよ。

hamasaki_asya.jpg
浜崎貴司

1965年宇都宮市生まれ。'88年にフライング・キッズを結成。'90年「幸せであるように」でメジャー・デビュー。
'98年フライング・キッズ解散後は、ソロ・アーティストとして活躍する一方で、ソングライターとしての楽曲提供や音楽プロデュース、
映画やTV出演など多彩な才能を発揮する。'06年にはサッカーボールを通じて世界に愛を届けるプロジェクト「YELL FROM NIPPON」のリーダーとして、
忌野清志郎、石井竜也、大黒摩季などが参加するチャリティー・シングル「友情のエール」のリリースを実現させた。

【その他、アーティストインタヴュー】
COOLON
真木蔵人
bird
UA

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://59.106.54.84/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/170

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)